アース端子の種類と接続方法を解説

電子レンジのアース線を接続する際には、アース端子の種類と、それぞれの接続方法を理解しておくことが重要です。アース端子には、主に「ネジ式」と「ワンタッチ式」の2つのタイプがあります。ここでは、それぞれの特徴と、正しい接続方法について、具体的な手順を追って解説します。まず、「ネジ式アース端子」について説明します。ネジ式アース端子は、ネジを緩めてアース線の先端を挟み込み、ネジを締め直して固定するタイプです。最も一般的なアース端子であり、多くの電子レンジやコンセントに採用されています。ネジ式アース端子への接続手順は、以下の通りです。アース線の準備: アース線の先端の被覆を、5mm~10mm程度剥きます。このとき、中の銅線(導体)を傷つけないように注意しましょう。被覆を剥いた部分を、ラジオペンチなどを使ってU字型に曲げます。ネジを緩める: ドライバーを使って、アース端子のネジを緩めます。ネジを完全に外してしまうと、元に戻すのが大変になるので、少し緩める程度で大丈夫です。アース線を挟み込む: U字型に曲げたアース線の先端を、アース端子のネジに挟み込みます。アース線がネジの周りにしっかりと巻き付くようにしてください。ネジを締める: ドライバーを使って、アース端子のネジをしっかりと締め直します。ネジが緩んでいると、接触不良を起こし、アースの効果が失われる可能性があります。次に、「ワンタッチ式アース端子」について説明します。ワンタッチ式アース端子は、アース線を差し込むだけで接続できるタイプです。ネジ式に比べて、簡単に接続できるのが特徴です。近年、新しい電子レンジやコンセントに採用されることが増えています。ワンタッチ式アース端子への接続手順は、以下の通りです。アース線の準備: アース線の先端の被覆を、5mm~10mm程度剥きます。アース線を差し込む: アース線を、アース端子の穴に差し込みます。カチッと音がするまで、しっかりと差し込んでください。接続確認: アース線を軽く引っ張ってみて、抜けないことを確認します。もし、簡単に抜けてしまう場合は、もう一度差し込み直してください。どちらのアース端子の場合も、接続が完了したら、アース線が正しく接続されているか、目視で確認しましょう。また、定期的に接続が緩んでいないか、確認することも大切です。

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